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松居桃楼は一九一〇年に生まれた随筆家であり、
劇作家で演出家の松居松葉の息子です。
彼も父と同じく演劇の道へ進み、
松竹演芸演劇会委員を務めました。
一九五〇年に「蟻の町」結成に参加し、
その住人となります。
「蟻の町」とは、台東区隅田公園バタヤ地区にあった
労働者の生活共同体です。
戦災で家や家族を失った人々が廃品回収を生業とし、
共同生活を営んでいました。
松居はここでクリスチャンの北原怜子や
孤児救済者として知られた修道士ゼノ・ゼフロフスキー
とともに活動し、行政や世間の無理解と闘いました。
松居が著した「蟻の町のマリア」は一九五八年に
五所平之助監督によって映画化され、
広く知られることとなりました。
松居桃楼について




